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【Looker Studio】ブログの解析レポートを作成②

【LookerStudio】 ブログの解析レポート を作成② Web解析

ブログ改善へ

今から3ヶ月前(2023年5月)に、本ブログの解析レポートを簡易的に作成しました。

LookerStudioで作成したレポートは、1ヶ月経てば1ヶ月分の数値が自動更新されて、1年経てば1年分の数値が自動更新されます。そのため、1度レポートのフォーマットを作成することができれば、それ以降は作成時間ゼロでレポートの数値を確認することができます。

しかし、以前作ったものがあまりにも簡素なものだったので、今回作り直すことにしました。今回のレポートのフォーマットを来月以降にも使ってブログ改善に活かしていきたいと思います。

レポートサイズ

まずレポートのサイズを変更しました。

レポートサイズは以下から変更可能です。

レポートサイズの設定

「ファイル」>「テーマとレイアウト」>「レイアウト」>「キャンバス サイズ」

レポートサイズ キャンバスサイズ 設定

レポートを印刷して誰かに見せるという予定がないため、自分がレポートを作成しやすい縦横比を選びました。

構成

今回作成したレポートは以下のような構成になりました。

  • 当月の全体概要
  • 直近3ヶ月間の全体概要
  • PV数推移(過去13ヶ月間分)
  • ユーザー分析(前月/当月)
  • 曜日・時間帯別
  • 地方別PV数(前月/当月)
  • 記事別PV数ランキング(前月/当月)
  • 検索結果のパフォーマンス​(前月/当月)

ブログを改善していく上で「地方別PV数(前月/当月)」は特に必要のない項目なのですが、「どこに住んでいる人がブログを見ているのだろう?」という個人的な興味があったので、この項目を採用しました。

以下では、個人的に気に入っている3つの項目に絞って解説していきます。

  • PV数推移(過去13ヶ月間分)
  • ユーザー分析(前月/当月)
  • 地方別PV数(前月/当月)

PV数推移(過去13ヶ月間分)

PV数推移(過去13ヶ月間分)

「理想のレポートは一目で伝えたいことが分かる」とはよく言いますが、このグラフはまさにそれに当たるのではないでしょうか?

そして、このグラフから伝えたいことはもちろん1つです。

なんだかんだで、このブログのPV数は伸びている!!

通行人
通行人

このグラフ、ブログの改善には繋がらないけどねぇ

ユーザー分析(前月/当月)

ここでは以下の4つを分析しています。

  • デバイスカテゴリ比率
  • 流入チャネル比率
  • ユーザー性別比率
  • ユーザー年齢比率

これらは以下の疑問に答えてくれるものです。

  • どんなデバイスを使ったユーザーが多いか?
  • どの経路でブログに辿り着く人が多いか?
  • ユーザーの男女比はどれくらいか?
  • どの年代の人が多いか?

そして、この4つのグラフから以下のことが分かりました。

  • スマホユーザーよりパソコンユーザーの方が多い。6月7月で変化なし。
  • 自然検索が圧倒的に多いが、7月は6月より直接流入とSNS流入の割合が高くなっている。
  • 男女比はほぼ五分五分。7月は6月より女性の割合が若干高め。
  • ほとんどのユーザーは18-44歳の年齢層に該当する。

前月分(6月分)と当月分(7月分)をそれぞれで左右に揃えることで、前月からの変化が一目で分かるようにしました。

地方別PV数(前月/当月)

上記のグラフは、以下のコードを使って新規フィールドを作成しています。

CASE
WHEN 地域 IN ("Hokkaido") THEN "北海道"
WHEN 地域 IN ("Aomori", "Iwate", "Miyagi", "Akita", "Yamagata", "Fukushima") THEN "東北"
WHEN 地域 IN ("Tokyo", "Kanagawa", "Chiba", "Saitama", "Ibaraki", "Tochigi", "Gunma") THEN "関東"
WHEN 地域 IN ("Yamanashi", "Nagano", "Niigata", "Toyama", "Ishikawa", "Fukui") THEN "北陸・甲信越"
WHEN 地域 IN ("Aichi", "Shizuoka", "Gifu", "Mie") THEN "東海"
WHEN 地域 IN ("Osaka", "Hyogo", "Kyoto", "Shiga", "Nara", "Wakayama") THEN "関西"
WHEN 地域 IN ("Okayama", "Hiroshima", "Shimane", "Tottori", "Yamaguchi", "Tokushima", "Ehime", "Kagawa", "Kochi") THEN "中・四国"
WHEN 地域 IN ("Fukuoka", "Kumamoto", "Kagoshima", "Saga", "Nagasaki", "Oita", "Miyazaki") THEN "九州・沖縄"
ELSE "その他"
END

▼参考記事

Looker Studioでよく使う関数まとめ【コピペ利用可】|GAラボ
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限定公開

ここまで、8項目のうち個人的に気に入っている3項目だけ取り上げて解説してきました。レポートの他の項目のところも見たい方がもしいらっしゃれば、以下のリンクから見られます。

Web制作ブログ 改善後のレポート
Looker Studio turns your data into informative dashboards and reports that are easy to read, easy to share, and fully cu...

URLを知っている人だけが見られるように限定公開に設定しました。

おすすめ書籍

レポート作成にあたり、「Googleデータポータルによるレポート作成の教科書」を参考にしました。「Googleデータポータル」はLookerStudioの旧称で、同じツールのことを指します。

この本では、「Googleデータポータル(LookerStudio)」の使い方についてはもちろん、レポートそのものの作成意図や目的についても詳細に説明されています。そのため、レポート作成の本質的なところまで学べてしまいます。

僕自身、今の会社に入るまで「レポートを作成する」という経験が皆無だったのですが、この本を通して少しばかり土台を固めることが出来たと思っています。

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