PR

【就職活動】職業訓練生が制作会社からアルバイト内定を得るまで【体験記】

就活体験記 就職活動

職業訓練を修了から1カ月弱が経過。職業訓練が終わる少し前から就職活動を始め、それ以降、なかなか就職先が決まっていませんでした。

そんな中、先日、制作会社さんからアルバイトとしての採用通知を頂きました

ということで今回は、職業訓練生が制作会社でのアルバイト採用をもらうまでに経験したことや感じたことについて、ザックリと紹介していきたいと思います。

※あくまで主観で紹介するので、これから就活する人は参考程度に読んいただければ幸いです。

「コーダー」として内定をいただき就職しましたが、就活当時は「コーダー」と「WEBデザイナー」を区別できていませんでした。

そのため、職種については全て広い意味での「WEBデザイナー」という言葉を使用しています。

就職先について

「Webサイトの制作・更新スタッフ」を募集していた制作会社に応募して、書類選考と面接をしてもらい、無事に内定。

リモートではなく出社して勤務する会社で、通勤時間は電車と徒歩を合わせて30分くらい。

総勢30名ほどの職場だそうで、企業SNSで職場の様子を確認すると、オフィスは結構キレイでスッキリとした感じだと思われる。

狭く感じる空間が苦手な僕にとって、とても有難い、、、うれしい、、、よかった、、、

苦戦要因①:短期退職歴がある

今回の就活を始めた当初はなかなか書類選考や採用面接が通らず、苦労していました。

その要因の1つとして「新卒で入った会社を短期で辞めた過去がある」という点が挙げられるのではないかと感じました。

実は、新卒入社した会社をたった6ヶ月で退職したことがあり、僕の履歴書上には「大きな汚点」があります。

今回の就活でいくつかの企業の採用面接を受けましたが、やはり過去の「退職理由」をズバズバ聞いてくる企業さんは多かったです。そのたびに回答に苦戦していました。

「やり切った経験」をアピール

一方で、そういった過去の「汚点」に深く触れずに、職業訓練で半年間やってきたことについて強い興味を持っていただいた企業さんも複数社いらっしゃいました

そのうちの1社が採用を頂いた制作会社です。

デザインやウェブについて知識も経験もほぼゼロの状態から受講を始めた職業訓練。そんな完全未経験の僕は、半年間「グラフィックデザイン」「Webデザイン」の学習を続けました。そして、最後の2カ月で「静的なWebサイトを5個以上作る」ということをやり切りました。

その経験は僕のスキルと自信を形作ってくれました。僕が制作会社で働く機会を得られたのも、その「やり切った経験」があったからだと言えます。

どの部分をその人の「やり切った経験」として捉えるのかというところは、「観る側の視点」や「求められている人物像」によって大きく変わると思います。

とはいえ、1つでも「やり切った経験」があれば、それがアピールに繋がり、実を結んでくれる可能性を広げてくれるでしょう。

苦戦要因②:即戦力になれない

僕が今回の就活で苦労した要因の2つ目として、「即戦力になれる可能性が低い」と見られることが多かったからだと認識しています。

そもそも、企業にとって、中途採用で欲しい人材というのは基本的に「即戦力になれるような人」だと思われます。

「即戦力にはならないけど、将来を見据えての育成枠」というのは多くの場合、新卒者に対して行われるもの。中途で正社員として採用されるためには「即戦力になれるような人」であることを証明しなければなりません。

しかし、「Webデザイナーとして即戦力になれるような人」というのは、

  • がっつり実務経験がある
  • 実務経験は少ないが圧倒的な技術力を持っている
  • 業種に限らず「ディレクション経験」がある
  • WEBではないがデザイン業界での勤務経験がある

などといった水準のうちのいずれかをクリアした人だと考えました。

※あくまで僕個人の見解です。

しかし今の僕は上記のいずれも満たしていません。

戦略を変更

では、いずれの水準にも達していない僕のような人間が、Webデザイナーとしての最初の一歩を踏むためにはどうすればいいのか?

正面突破することは厳しい。

そこで僕は「アルバイトとして」「アシスタントの立場で」働かさせてもらうという方法を選ぶことにしました。

  • 雇用形態はアルバイト
  • 仕事内容はサイト制作補助

Webデザイナーとして即戦力にはなれなくても、まずはWebデザインのアシスタントとして微力ながら戦力として働く。

そこで自分の力を少しずつ証明し続けることによって、いずれは1人前のWebデザイナーとして働くことができるのではないか。

そう考え、「アルバイトとして」「アシスタントの立場で」働かさせてもらうという方向性で就活することにしました。

本記事では広い意味での「WEBデザイナー」という言葉を使用していますが、就職先では「コーダー」として働いています。

前職の経験が意外な結果を生んだ

戦略を変えて就職活動をしていましたが、希望する就職先が見つけられなかったり全落ちしたりする可能性も大いにありました。

そのため、かつて仕事としてやっていたライティングの経験を活かしてライターとしての就職も視野に入れながら就活

そのおかげで、1社からライター職の正社員枠で採用通知を頂くことができました。

また、WEBデザイン関連の募集に対して応募するときもライティングの経験をアピール。「デザイン」と「ライティング」なんて何の関係性もないのに、、、

しかし、これが意外な結果を生みました。

いくつかの企業さんから、採用面接のときに「外注するほどではないけどWebサイト制作の中で数行の文章作成が必要というときがある」「ライティングの経験を持ったデザイナーが社内にいると凄く助かる」といったことを伝えられることがありました。

  • 外注するほどではないけど数行の文章作成が必要というときがある
  • ライティングの経験を持ったWEBデザイナーが社内にいると凄く助かる

実際にWebデザイン関連の採用を頂いたのは1社だけでしたが、ライターとしての経験と実績が評価されることが度々あり、驚きました。

何が結実するのか分からない。就活において、何かの材料となりそうな過去の経験や実績は積極的に活用するのが良いのではないかと思われます。

職業訓練だけでは足りない

どこの訓練校のどのコースを選ぶのかによって、学ぶ内容や期間は異なります。

僕が半年間の職業訓練で学んだ内容量は「WEBデザイナーになる」ために必要な最低限の物量に達していないのではないかと就職活動を通して強く感じました。

僕が通っていた訓練校のコースでは、以下のソフトや言語について学習しました。

  • Adobe Photoshop
  • Adobe illustrator
  • Adobe PremierePro
  • HTML/CSS 
  • java script (jQueryのみ)
  • Adobe Dreamweaver

半年間の訓練では基本的にゆっくり授業が進んでいたため、授業の進度を無視して自主学習を進めていたときもありましたが、カリキュラムとしては上記のソフトや言語についての基本スキルを習得することが想定されていました。

しかし、いざ就職活動を始めるというときに様々な企業の募集要項を読んでいくと、

企業A
企業A

Webデザイナーならば、AdobeXDは使いこなせて当たり前だよね

企業B
企業B

Webサイト制作していくのであれば、JavaScriptの読み書きができて当然だよね

といった各企業の声が。

「このままではまずい」と感じた僕は、履歴書や職務経歴書の作成と並行して、AdobeXDの基本操作を覚えたり、JavaScripttの最低限の基本知識を覚えたりすることに時間を費やしました。

ちなみに、僕が入社する予定の会社はAdobeXDを使いこなせることが募集の前提条件となっていました。

僕の感覚としてはギリギリで採用枠に滑り込まさせていただいたという感じです。

職業訓練を経て就職することを考える場合は、「実際の市場ではどのような人材が求められているのか」というところを先に調べたうえで行動するのが良いと思われます。

職業訓練に限らず、学校で習うことを受動的に学習しているだけでは必要最低限の水準に達することはできないでしょう。

就職先では「コーダー」として働いています。


以上が、僕の就職活動体験記でした。

就職活動はかなり苦戦したものの、結果的に「望んでいた仕事内容」かつ「職場環境が良好なところ」で働かせていただけることになり、かなり嬉しく思っています。明後日から新しい職場で業務に取り組んでいきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました