GitHubを使ってpushすると、パスワードが求められた話

最近使い始めたMacBookでgithubを使ったpushができないという事象に遭遇。

pushをするためにgit pushコマンドを打つと、パスワード入力が求められる。馬鹿正直にgithubアカウントのパスワードを入力してみると、エラーが。。

今回は「なぜエラーが出たのか？」「どう対応したのか？」について備忘録としてまとめていきたいと思います。

• なぜエラーが出たのか？
• どう対応したのか？

git pushコマンドで認証エラーが発生

パスワードが求められたタイミングで、githubアカウントで使っているパスワードを試しに入力してみました。

すると、ターミナル上で以下のようなメッセージが返ってきました。

remote: Support for password authentication was removed on August 13, 2021.
remote: Please see https://docs.github.com/en/get-started/getting-started-with-git/about-remote-repositories#cloning-with-https-urls for information on currently recommended modes of authentication.
fatal: Authentication failed for 'https://github.com/(ユーザー名)/(レポジトリ名)/'

メッセージ内容について、ChatGPTに日本語での解説をお願いすると、以下のような返事が来ました。

解決方法について

パーソナルアクセストークンの使用手順

以下、ChatGPTが示してくれた「パーソナルアクセストークンの使用手順」です。

• GitHubのアカウント設定にアクセスし、「開発者設定」→「パーソナルアクセストークン」を選択します。
• 必要な権限を持つ新しいトークンを生成します。
• トークンをコピーします。
• 認証時にパスワードを求められた場合は、トークンをパスワードとして貼り付けます。

githubでパーソナルアクセストークンの発行

手順通りに作業を進めれば簡単に出来ることが分かったので、スクショ付きで解説していきます。

githubでログインをして、自分のアイコンマークをクリック。

Settingsをクリック。

Settingsページを開いた後、

画面の下の方に行くと、「Developer settings」という項目があるので、そこをクリック。

Developer settingsページを開き、「Personal access tokens」を選択。

「Fine-grained tokens」のBeta版も用意されていたが、今回は「Tokens(classic)」を選びました。

「Generate new token」で新しいトークンを生成してもらいます。

次の画面で以下の設定を行っていきます。

• Note → 利用目的
• Expiration → 有効期限
• Select scopes → 対象範囲

Select scopesでどれを選べば良いか分からない方はとりあえず「repo」にチェックを付けておきましょう。
これでローカルにクローンするなどのリポジトリ操作が可能となります。

https://style.potepan.com/articles/34189.html

設定後、「Generate token」をクリックすると、パーソナルアクセストークン（PAT）の発行が完了します。

画面にAccess token文字列が表示されますので、コピーしておきましょう。

※コピーせずに画面を閉じたり切り替えてしまうと、再発行する羽目に遭います。

再度pushしてみた

少し面倒臭いですが、ローカルにあった該当するディレクトリを丸々削除し、再度クローン。クローンしたものを編集し、再度pushすると、パスワードが求められます。

そこで、先ほどコピーした文字列をペースト。すると、無事push完了させることができるはずです。

---

以上、「GitHubを使ってpushすると、パスワードが求められた話」でした。

今回は「Tokens(classic)」を選びましたが、今後「Fine-grained tokens」を使う機会があったらまた記事にして投稿したいと思います。