2023年3月下旬現在、入社から4ヶ月が経ちました。
今回は、僕が入社後4ヶ月目にどのような業務に取り組んだか、上手く取り組めたか、今どんな気持ちかというところをまとめていこうと思います。
- 職業訓練校のWEB関連のコースに通っている人
- 職業訓練校のWEB関連のコースに興味のある人
- HTMLコーダー
- 駆け出しWebエンジニア
初めての新規案件
入社後4ヶ月目にあたる2023年3月、初めて新規案件のコーディングを担当しました。
それまでもWebコーダーのチームの人間として業務に取り組んでいたものの、実務未経験でアルバイトとして入社した僕は、既存サイトの情報を更新するといった「Webコーダーのアシスタント」のような立ち位置で業務に取り組んでいました。
しかし、1月下旬に「3月に初心者向きの新規案件がある」という話を聞き、自ら「新規のコーディングをやりたいです」と伝えたことでコーディングを担当させていただくことになりました。
初めて経験したこと
今回の新規案件で僕が初めて経験したことは以下の3つです。
- scssを使ったコーディング
- XDデザインを踏まえたコーディング
- クライアントの意向に沿ったコーディング
scssを使ったコーディング
職業訓練生だった頃、htmlやcssについて学べる参考書が教科書として使われていたのですが、そこには「scss」について言及されているところはなく、学校でもその存在を知ることはありませんでした。
また、会社に入ってからはscssという名前こそ聞くことがあるものの、僕が業務として行う更新作業ではscssに触れる機会はありませんでした。
そんな中で、今回初めてのscssを使ったコーディングでしたが、初めてだった割に「簡単に書けるなぁ」「便利だなぁ」「構造を把握しやすいなぁ」と感じる場面は多々ありました。
(scssの便利さについては以下のブログ記事で分かりやすくまとめられています。)
一方で、scssをcssに変換(コンパイル)するにあたって、書き出し先を指定する設定に手こずり、かなりの時間を費やしてしまいました。
一度正しい設定を行えばそのまま同じ設定でvscodeを使えるかと思いきや、別タスクで別サイトの更新作業を行うときに、再度、書き出し先の設定を変えなければいけなくなって、、、みたいなことが何回かあり、苦労しました。
XDデザインを踏まえたコーディング
今回の新規案件では、社内のデザイナーが先方の意向を踏まえてXDでデザインを作り、それをコーディング担当である僕がWebページとして実現させるというのが大まかな流れでした。
※システム構築は社内のSEが担当
職業訓練生だった頃に、Webサイトのページを見てコーディングするという「模写」は練習として何度か行ったことがあったので、それとは大差ないだろうという楽観的な思い込みを持っていました。
たしかに大きな意味ではやっていること自体に大差はないと思いますし、「模写」をすることで学べることは山のようにあります。
しかし、実際に業務としてコーディングをやってみて「模写」と決定的に違うと感じたことは「絶対的な答えは用意されていない」ということです。
模写するときは、対象のWebページで検証ツールを使って実際にどんなコードが使われているのか調べることができます。つまり、カンニングし放題ということです。
一方、実際のコーディングでは、自分で解法を見つけ出しながらデザインを実現させなければなりません。(参考サイトからアイデアをパクったりすることは可。)
そこが楽しいところではあるのですが、「このデザイン、実現させるの難しすぎるなぁ」というときは白目剥いていました。
また、僕自身、XDの基本的な機能を知らなさすぎてコーディングをしながらXDのことも学習していくという事象が起こってしまっていました。
職業訓練生だった頃、「グラフィック・Webデザイン修得科」というコースを受講していたのですが、そこではPhotoshopやIllustratorの基本的操作は学んだものの、XDに関しては1回も触ることがありませんでした。
学校を卒業後、就活するタイミングでXDの存在を知り、慌ててXDを触りながら操作を覚えたりしていましたが、それ以来、ほとんど触る機会がなかったため、まともに学習することなく今まで過ごしていました。
今回の出来事をきっかけに、少なくとも業務に支障の出ない程度にはXDのことを知っておこうと思いました。
クライアントの意向に沿ったコーディング
職業訓練生だった頃に作ったホームページや本ブログは「僕自身が作りたいもの」を作って出来上がったものです。
一方クライアントワークとなると、被雇用者であろうがフリーランスであろうが労働形態に関わらず、お客さんの意向に合わせたものを作らなければなりません。例に漏れず、今回の新規案件もクライアントの意向に沿ったコーディングが求められました。
とは言っても、僕自身がクライアントから直接仕事をいただいたのではなく、営業の方が仕事を取ってきているため、正直、「クライアントの意向」というものに対してあまりリアルさは感じていません。
※システム構築は社内のSEが担当
今回は「目の前に用意されたデザインをコーディングで実現させる」ということに必死でした。
正直な気持ち
「初心者向きの新規案件」ということで、今回は某企業のコーポレートサイトのコーディングを担当したのですが、スケジュール通りには全く進められず、自力で解決できなかった問題も多かったです。
「初めて」ということで大目に見ても、「散々な結果に終わったな」というのが自分自身に対する評価です。
「できないことがあっても、初めてだから仕方がない」ということは部分的には言えると思いますし、実際にそういった声を掛けてフォローしてもらったりしています。本当に有難い話です。
しかし、「じぶんの未熟さは本当に経験の差によるものだけなのか?」「根本的に自分の認知能力とか状況把握能力とかが必要水準に達していないのではないか?」と自分自身に対して思ってしまうことが毎日のようにあります。
そうなると、「自分がWebコーダーとして活躍すること自体を諦めたらいいのではないか?」という話にもなります。
とはいえ、それはそれで「諦めたくない」という気持ちになるし、「悔しいから再チャレンジしたい」という感情にもなります。
いまはネガティブな気持ちが強くなっていますが、3月が終わって年度が変わると、忙しさが一旦落ち着き、心身ともにリフレッシュできるときが来ると信じています。
(あと花粉症が結構しんどいので、花粉の季節が過ぎれば体調がある程度良くなると思われる。)
それまでは、とにかく目の前のタスクを自分なりに上手く取り組んでいけるように注力していきたい、というのが入社4ヶ月のペーペーの現状です。